Lビザ有効期限の変更と滞在期間

ご存知のとおり、2012年2月14日づけの変更で、米国大使館・領事館で発行されるLビザの有効期間は相互条約にもとづくことなりました。この変更で、これまで移民局発行のぺティションの期限まで、または3年となっていたLビザの有効期間は、日本人の場合ビザ発行日から5年になっています。

個別のLペティションにもとづくLビザで米国に入国する場合、有効なパスポート、ビザ、そしてぺティション認可通知(I-797)が必要です。入国審査では、ビザの有効期限ではなく、ぺティションの有効期限までのI-94(滞在許可)が発行されます。相互条約についての情報をごらんください。(ビザは米国への入国申請に必要な書類で、就労・滞在期間とは関係ありません。L資格で就労できる期間はペティションの有効期限までで、入国審査時に発行されるI-94にその期限が記載されます。)

一方、ブランケットLぺティションにもとづくLビザで入国する場合、有効なパスポート、ビザ、I-129S、ぺティション認可通知(I-797)が必要です。入国審査時に発行されるI-94の有効期間は入国日から3年(ただし、L1AまたはL1B資格で滞在できる期間が残り3年より少ない場合はその残存期間満了まで)というのが従来でした。

2014年12月に更新された国務省のForeign Affairs Manualによると、ブランケットLぺティションにもとづいて発行されるLビザに米国領事が記載すべき項目に変更があり、今後はI-129Sの有効期限がビザに記載されます。なお、I-129Sの期限は、最初のLビザ申請の場合は通常ビザ発行から3年となり、その後のビザ申請では各ビザ申請者がL資格で滞在できる残りの期間を米国領事が判断して記載します。

例として、L1A資格ですでに5年滞在した方が米国大使館でブランケットLペティションにもとづいてLビザの更新を申請する場合をあげると以下のようです。会社のブランケットLペティションは無期限有効のものをお持ちとします。

<前提>

会社のブランケットLペティションは無期限有効とします。

申請者のL1ビザでの最初の入国はほぼ5年前とします。

<米国大使館で発行されるLビザとI-129S >

米国大使館にてLビザ更新申請の結果、相互条約にもとづいて5年有効のビザが発行されます。

I-129SにはLで滞在可能な残存期間が期限として記載されます。

<米国入国時に発行されるI-94>

有効なパスポート、Lビザ、I-129S、ブランケットLペティションのI-797を持って入国審査を受けると、Lビザに記載されているI-129Sの有効期限に一致する期限までのI-94が発行されることになります。これまで入国時に移民局のオフィサーにゆだねられていたLでの残存滞在期間を計算する責任がLビザを発給する米国領事に移行したことによって、入国審査時の混乱が排除されると期待されます。

当分はいろいろなパターンのI-94が発行されることが予想されます。入国審査時に発行されたI-94の期限が正しくないと思ったら担当官に質問してみてください。後日CBPオフィスで訂正を求めることもできますので、無理に争う必要はありません。

パスポートの有効期限までにI-94を制限されることがありますが、これは移民局のミスではありませんのでご注意ください。

 

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